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貯金ゼロ生活を貯金・投資に全振り生活に変えるための4つのステップ

4 Easy Steps to Actually Save Money

なんとなく怖くて銀行残高やクレジットカードの利用額を見たくない。

どこで何に使ったのかわからないけど、毎月入ってきたお金のほとんどがいつの間にか無くなっている。

なんとなくいつもお金の心配をしている。

アメリカで働き出してから半年間ほどの僕の心の中がこんな感じでした。ツイッターで年収を掲げている在米の皆さんに比べればほんの少ししか稼いでいない僕ですが、一般的にアメリカで独りで生活するのに困るほど年収が少ないわけでもないです。

それでも、毎月気づいたらお金が無くなっていて半年間本当に貯金はゼロでいつもなんとなくお金の心配をしていました。

ただ、2023年に入ったちょうど1年前くらいにお金に真剣に向き合おうと決めてクレジットカードの仕組みや投資などパーソナルファイナンスを意識、学び始めて今では全く無理することなく過ごしながらも毎月入ってくる額の50%ほどを貯金と投資に回せていてゆっくりながら着実に資産形成しながらお金に関してストレスを抱えずに生活できるようになりました。

2023年ももう1週間で終わりでおそらく今年最後の発行となる本レターでは、この1年間僕が最も自分の中で進歩できたと思うパーソナルファイナンスという領域の中で一番学んで実践して良かったと思う「貯金ゼロ生活から貯金・投資に全振りの生活に変えるための4つのステップ」を紹介したいと思います。

では、行きましょう!

貯金ゼロ生活から貯金・投資に全振りの生活に変えるための4つのステップ

4つのステップ:

  1. 自分のお金の動きを把握する

  2. 支出を整理する

  3. 余剰資金の使い方を決める

  4. 自分の行動を見直し計画を洗練していく

以上が4つのステップです。それぞれについて以下で詳しく話しますが、やることはとても単純です。

ただ、それぞれのステップをこなしていく上でいくつか大切なマインドセットがあるのでそれらをリストしていきます。

  • 節約に対して無理はしすぎない

  • 難しく捉えず、ある程度気楽に臨む

  • これまでの自分に対してしっかりと向き合う

どれも当たり前のことのように感じますが、実際にお金に関してしっかりと向き合った上で建てた計画に沿って生活するためにはこれまでの自分にしっかりと向き合いながらもこれからの自分にある程度は優しくいる必要があると思うのであえて言及しました。

それではそれぞれのステップについて実践的に見ていきましょう。

なお、本レターは読むだけなら5分ほどで終わりますが、もし可能であればそれぞれのステップを読んだらそのステップを実行するといった感じで自分のお金周りの整理のガイドとして使ってもらえれば1~2時間ほどで「貯金ゼロ生活から貯金・投資に全振りの生活に変える」ための土台を作れますのでぜひ試してみてください。

ステップ1:自分のお金の動きを把握する

どこで何に使ったのかわからないけど、毎月入ってきたお金のほとんどがいつの間にか無くなっている。

これはお金を貯める上で最も大きな問題です。僕自信、2023年に入る前はこんな気持ちを抱いても「ま、生活には困らないしいっか」と軽く流していました。

このマインドセットのままだと、今現在で生活はできても将来自分に何かあった時や家族ができたときには生活ができないです。さらに恐ろしいのはどこにお金が消えて行ったのかがわからないといくらお金を稼げるようになっても稼いだ分だけ消えていきます。

そこでまず、自分のお金の動きを全て把握しましょう。やり方は簡単です。以下の2点をエクセルでも紙でもいいので書き起こして視覚的に把握してしまいましょう。

  1. 月々どこから、いくらお金が入ってきているか

  2. 月々何にいくらお金を使っているか

1に関しては多くの人が月1度か月2度の給料日に働いている会社から振り込まれる給料でしょう。副業をやっている人や自営業の人は多少変わってくるかもしれませんが、やることは同じでどこから、いくら自分のもとにキャッシュが入ってきてるかを視覚的に記すだけです。

ぶっちゃけ、面倒ならどこからは気にしなくてもいいです。とにかく毎月いくら入ってきてるかを把握しましょう。

2の「月々何にいくらお金を使っているか」は主に2つに分けて考えるといいです。一つが固定の支出でもう一つが変動する支出です。

固定の支出の例:
家賃、光熱費、食材費、ジム、Wi-Fi、NetflixなどのビデオストリーミングやAamazonなどのサブスク、ウェブサイトのサーバー代、クレジットカードの年会費

変動する支出の例:
外食代、遊びに使うお金、その他雑多な買い物など

この段階ではどれが無駄でどれが必要かなどは全く考えなくて大丈夫です。とにかくいくら入ってきていくらどこに出て行っていってるのかを把握することだけに集中してください。

過去3ヶ月くらいのBank Statementやクレジットカードの利用履歴などを全て引っ張ってきてそれぞれの月のものを別々に出してみるといいと思います。

面倒くさがらずに必ず月々に使った額全てを把握するようにしましょう。クレジットカードやウェブサイトのホストなど年会費で払っているものに関しては月々の支出とは別のカテゴリーでメモしておくといいでしょう。

ステップ2:支出を整理する

さて、ステップ1で全ての支出をエクセルや紙に視覚的にキャプチャーしたと思いますが、このステップではこれを見直して

  1. 不要な固定支出を徹底的にカットする

  2. 必要な固定支出を可能な限り下げる

  3. 変動する支出にある程度の予算を割り当てる

といった3つのことを実行します。

① 不要な固定支出を徹底的にカットする

家賃や光熱費、WiFiなどは生活に必要な固定支出なのでカットすることはできませんが、NetflixやAmazonなどのサブスクはバッサリカットすることができます。

本当にそのサービスを使っているのか?
似たようなサービスをいくつも使っていないか?
仮に使っていたとしても本当に払っているだけの価値はあるか?

この辺を意識していらない固定支出をリストしてみてください。そして、リストしたらそのリストを上から一つずつその場でキャンセルして行ってください。

リストするだけして今度キャンセルしようは禁止です。今すぐにキャンセルしてください。これまでもそうやって今度キャンセルしようと思って結局キャンセルせずにきたことが幾度とあったでしょう。今度こそキャンセルしてください。

ちなみに僕はこのステップを実際に実行した結果、合計で月々120ドルほどカットできました。自分でもこれまでよくよく考えてみたらいらないのになんとなく払っていたものが多くて驚きました。参考までにカットしたものと簡単な理由をリストしておきます。

  • Netflix, crunchyroll, hulu — そもそもYouTubeしか見ないからいらない

  • Apple Music, Spotify — 音楽はYouTube Premiumで聴くことにした

  • ウェブサイトのドメインとサーバー代 — 使ってないもの全てをキャンセルした

しっかり振り返ってみると、思ったより使ってないものが多くて驚くと思います。また、「もしかして使うかも」くらいのものはとりあえずキャンセルしてしまって、後々必要になればまた始めるくらいの勢いでカットしてみるとスッキリします。

② 必要な固定支出を可能な限り下げる

自分の生活の中に必要な固定支出はカットする必要はありませんが、可能な限り下げることを試みるべきです。支出を減らせる可能性が大きい固定支出としては

  • 家賃

  • 車の保険

  • ジムのメンバーシップ

などが挙げられると思いますが、特に見直して欲しいのが車の保険です。今のものと同じプランのままでも聞いてみるといくつも使っていなかったディスカウントがあったりします。

また、家賃に関しては個人や家族の好みがあるし、引っ越しも絡んでくるのでその手間を考えると大変かもしれないですが、1人暮らしの人なんかは近くで新しくてもっと安い場所がないか調べてみると思ってもみなかったディールが見つかるかもしれません。

③ 変動する支出にある程度の予算を割り当てる

ステップ1で過去1〜3ヶ月でどこで自分が最もお金を使っているかは把握していると思うので、このトレンドを見ながら自分の中で無駄だったなと思った支出には割り当てる予算を少なく、そして自分の中で払ったお金の価値があったと思った支出に関しては思い切ってある程度の予算を割り当てると無理なく自分の好きなことにお金を使いながらも無駄を削ぎ落とせます。

例えば、僕の場合は固定支出を除いて変動する支出だけを見た場合、ほとんどの支出が外食で消えていることに気づきました。

そして、外食した時のことを思い出すと思ったより1人で自炊するのが面倒なときにした外食と彼女や友達と遊んだ際の外食という2つの種類の外食があり、前者は無駄遣いで後者は価値のある支出だったなと思いました。

そこで、自分の中で1人でする外食は極力避けることにして友達や彼女との外食も週1〜2回に留めることにしました。そして、この頻度から大体どれくらい外食に使うかを考え月に200ドルの予算を外食に充てるようにしました。人によっては200ドルは多いと思う人も多いと思いますが、僕の場合は変動する支出は基本的にこれ以外ないので思い切って多めに割り振りました。

また、買い物を楽しむ人やスパに通いたい人などもこれらの支出を極端に切り詰める必要はないと思います。ただ、こういったQOLを上げる類のことにもっとお金を使うなら他の外食などの他の部分で思い切って支出を抑えるべきだと思います。

ステップ3:余剰資金の使い方を決める

ステップ1と2で毎月の支出に予算を割り当てたらその額を入ってくる額から引くと余剰資金がどれくらいになるかがわかると思います。固定支出の整理でそれなりに支出をカットして自分の思っていたよりお金が余ることに気づいたのではないでしょうか?

ここに本気でお金を貯める・投資するためのポイントがあります。

ここで余ったお金はないものとして扱ってください

ステップ2で無理なく節約して生活するための予算の割り当ては終わっているはずなので、ここで余っている資金は必要ないお金といってもいいので何も考えずに貯金か投資に回してしまいましょう。

ここでおすすめするのは貯金にしろ投資にしろ普段使っているバンクアカウントから他のアカウントに移してしまうことです。そしてさらに言えば給料が振り込まれたらすぐにこの余剰資金分を他のアカウントに移すか投資に充ててしまうことをおすすめします。

僕の場合は貯金する分と投資に回す分をあらかじめ決めておいて、振り込まれた瞬間に決めてる額の分だけ貯金分は利子が高くつくSavingsアカウントに移して、投資したい分は証券口座や仮想通貨に速攻で変換してしまいます。

こうすることで、仮にステップ2で割り当てた分より多くお金を使おうとしてもそもそも物理的に簡単には無駄にお金を使えなくなります。

これはアメリカに住んでいる人限定になりますが、貯金をする際にはHigh-yeild savings accountという利子が高くつく銀行口座にお金を移すことをおすすめします。以前、アメリカのおすすめの銀行という記事を書いたのでもしよければ読んでみてください!

ステップ4:自分の行動を見直し計画を洗練していく

さて、ここまできたらもうすでに以前の僕のように貯金ゼロだった人でも毎月ある程度のお金を貯金する計画はバッチリだと思います。

最後のステップは実際にこの計画を実行していき毎月自分の行動を振り返って計画を洗練していくことです。

あくまで計画は計画なので完璧に計画通りに生活することは実際難しいです。そして、無理してまで計画を忠実に実行する必要はありません。月が終わった時に今建てた計画が無理のないものだったか、それとも逆にまだまだもっとお金を無理なく節約する余裕があったかなど振り返ってみて自分なりの「無理せずにしっかりと貯金するプラン」プランを作ることが大切です。

さて、ここまでで「貯金ゼロ生活を貯金・投資に全振り生活に変えるための4つのステップ」の解説は終わりです。

ここで説明した4ステップを順番に実行してもらえれば、かなりの額の固定支出をカットできて実際に毎月いくらくらい貯金や投資に回せるかが明確にイメージできたと思います。

ただ、あくまで計画は計画。計画はエクセルシートや紙の上に存在するだけでは意味がありません。ここからしっかりと現実的に自分の生活を変えた上で計画と自分の行動を照らし合わせて自分なりの無理のない計画を洗練して行って着実に資産形成をしていきましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😊

私ごとですが、年末年始は久しぶりに日本に戻ってゆっくりしようと思うので次のニュースレターの発行は1月の中旬になります。ツイッターの方では旅行中もつぶやいていると思うでよければフォローお願いします!

数ヶ月前に始めたニュースレターですが、購読していただき本当にありがとうございます。これからも皆さんに少しでも価値のある情報や興味深いと思っていただける視点や意見を届けていきます。購読がまだの方はぜひニュースレターの登録をお願いします(完全に無料です!)。

ではまた、2024年にニュースレターを通して皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

Happy Christmas🎄 & New Year 🎆 !

トーマ

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